厚生労働省などの公的機関が公表しているデータや、求人サイトが独自に調査した介護施設の離職率は、その施設がブラックなのかホワイトなのかを客観的に判断するための信頼できる指標となります。
一般的に、介護業界全体の平均離職率は約15パーセント前後とされています。
そのため、この離職率を超える数値を示している施設は、労働環境に何らかの重大な問題を抱えていると考えられます。
特に、開設してから数年が経過しているにもかかわらず、オープニングスタッフがほとんど残っていないような施設は深刻な問題を抱えている証拠かもしれません。
離職率が低いホワイトな施設は、職員が長く健康的に働けるように評価制度を明確にし、適切なメンター制度を導入するなど、新人の教育と定着に多大な予算と力を注いでいます。
こうした優良な施設では、先輩職員が過度なプレッシャーや過密な業務にさらされていないため、新人を温かく迎え入れる心の余裕を持っています。
面接時や事前の見学の際に、過去一年間の退職者数や職員の平均勤続年数を質問してみることは非常に有効です。
その質問に対して、具体的な数字を曖昧にごまかしたり、不機嫌な態度を取ったりするような施設であれば、内部に隠したい問題がある可能性が高いため入社をきっぱりと見送るのも賢明な判断です。
数字は嘘をつかないため、入社前に必ず離職の実態について納得がいくまで確認し、長く腰を据えて働ける職場を見極めましょう。